保険適応

以下の4項目をすべて満たしている方が保険適応となります

1.直ちに(2週間以内に)禁煙をしようと考えていること。

2.ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)が5点以上であること。 

3.禁煙治療を受けることを文書により同意していること。

4.過去1年以内に健康保険を使った禁煙治療を受けていないこと。

ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)

 

 次の質問に当てはまる項目に✓を入れてください。該当しない項目は「いいえ」とお答えください。

 

合計5点以上:ニコチン依存症と診断する 注)禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙 することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。 日本循環器学会・日本肺癌学会・日本癌学会・日本呼吸器学会:禁煙治療のための標準手順書 第6版2014年 引用

ブリンクマン指数とは?

ブリンクマン指数とは、1日の喫煙本数×喫煙年数であらわします。以前は、若年者の場合、喫煙年数が短いため保険適応にならないケースがありました。「ブリンクマン指数が200以上」というと、相当な量です。実際には、1日1箱(20本)を10年以上吸わないと対象になりません。厚労省より、20代のニコチン依存症82%はこの指数の基準を満たさないとのこと。

 一般的には、若年者ほどタバコの健康被害が大きいです。また同様に、より高度なニコチン依存症になりやすい。そのため、若いうちに禁煙することが重要です。

 2016年(平成28年)4月から35歳未満の人は「ブリンクマン指数200以上」という条件がなくなり、喫煙本数・喫煙年数に関係なく、ニコチン依存症と診断されれば保険で禁煙治療を受けることができるようになりました。できるだけ早めに禁煙できますように頑張りましょう。

当院では、呼吸機能検査、一般X線撮影、CT検査を完備しています。呼吸の状態が悪くなる前に、がんを発症される前に、禁煙に取り組みましょう。