アルツハイマー型認知症だけではなく、いろいろな種類の物忘れがあります。

認知症にも良性、悪性がある

物忘れや行動の変化は実は2つに分けられます。

良性な症状としては、単純に、芸能人などの名前が思い出せない、何か取りにきたか忘れている、何気なく置いたもの(スマホ・眼鏡など)が分からなくなるといった記憶力の低下です。

悪性な症状は、長く集中することが難しくなってしまい、テレビ小説が楽しめなくなる、長年の趣味を止めてしまうこと、食事や睡眠が満足にとれなくなってしまうことです

好奇心が強い人はボケにくいというオーストラリアの報告があります。面倒くさい・億劫になるという行動は、意欲や集中力の低下と考えられ、前頭葉のチカラが落ちたことの表れと捉えられます。

すべてが認知症による変化ではないことも多く、ほかの疾患が隠れていることもございます。早めの診断・治療が、その後の人生をより楽しむためには大切です。

まずはしっかり検査(頭部CT検査など)を受けることをオススメしています。

ご自宅で気軽にできる認知症予防・治療

フィンガー研究

認知症予防のためのライフスタイルの改善を実践するためには、“食事” “運動” “認知トレーニング” “健康管理”という多くのトピックで介入していくことが必要とされています。

食事について、一般的な食事指導に加えて、認知症予防が期待されている“マインド食”やサプリメントなどをご紹介いたします。

運動について、関節運動を中心とした運動習慣を身につけていただければと思います。「筋肉を鍛える」と強張るのではなく、ストレッチ運動をイメージしていただいて体に負担は少なくできる認知症トレーニングになります。また単に運動だけでなく頭の体操を加えたり、普段慣れない動きで脳に適度な刺激を与える認知トレーニングについてご紹介いたします。

健康管理について、沖縄県健康増進計画“健康おきなわ21”などを参考に、平均寿命だけではなく健康寿命の延伸を図る取り組みをご紹介いたします。横浜市では、認知症に早く気付くための取り組みがなされています。以下のチェックリストに記載いただき、早めの受診から治療につながるケースもございます。当院は、横浜市の認知症かかりつけ医として登録しています。既往症があったり、検査の結果で併存疾患を認めれば、当クリニックで治療行うことができます。

よくあるご質問

紹介状は必要なのでしょうか?

現在、もの忘れ外来にかかっていて、紹介状を出して貰える場合はご準備お願いいたいます。
必須ではありませんので、受付にご相談ください。

他になにか持参したほうが良いものはありますか?

人間ドックにかかったことのある方は、検査結果を持参いただくと診察がよりスムーズに進みます。

駐車場はありますか?

駐車場は豊富にあり、車でのアクセスは良好です。当院の診療を受けられる患者さん・ご家族は無料で使用できますので、ご負担が少なく通院が可能です。

さらに専門治療が必要な場合は紹介していただけるのでしょうか?

当院は血液内科を主体とした総合クリニックです。認知症スクリーニング検査(血液検査や頭部CT検査)をしっかり行わせて頂きます。ただ当院は認知症の専門クリニックではございませんので、さらに高度な専門治療を求められるケースでは専門医へ紹介をさせて頂いております。