糖尿病内科
Diabetes medicie
糖尿病の診療
- 糖尿病は、発症の原因によって「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他」「妊娠糖尿病」に分類されます。内服治療、インスリン治療、食事療法や運動療法のご提案など、それぞれの病態に応じた医療を施します
- 当クリニックでは、血糖値とHbA1c値の結果が約5分で分かります。そのため効率の良い糖尿病診療が可能です。またわかりやすく丁寧な説明と安心できる治療を心がけています。
- すでに糖尿病と診断を受けている方、健康診断でメタボリックシンドロームと指摘された、血糖の数値が高い、といった方などもどうぞお気軽にご相談ください。
糖尿病を知りましょう
糖尿病とは、血糖病
常に血糖値の高い状態を『糖尿病』と呼ばれています。血糖値とは血液中のブドウ糖濃度のことで、健康であれば、膵臓から分泌されるホルモンの一種インスリンが血液中の糖分を組織に取り込ませることで、上がった血糖値を下げるという働きをします。
何かしらの原因で働かなくなる(インスリンの分泌量が足りなくなる、あるいは量が充分であっても機能しなくなる)と、食事などをすることにより血液中の糖分が吸収されることで上がる血糖値は、下がることなく常に高い状態が続くようになります。そして、血液中の糖分(血糖)が増えてしまい、これが長期間続くと、肝臓で脂肪になったり、腎臓から尿糖が排泄するようになります。この状態が糖尿病です。
糖尿病による合併症(糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害は糖尿病三大合併症)を起こすリスクが高まります。
さらに動脈硬化を促進させると大血管障害(心筋梗塞、狭心症、脳卒中など)を発症することもあります。
糖尿病の種類
主な種類として4つのタイプ(1型糖尿病、2型糖尿病、二次性糖尿病、妊娠糖尿病)に分類されます。
1型糖尿病
インスリンを産生する膵臓のランゲルハンス島β細胞が主に自己免疫によって破壊されることで、インスリンが分泌されなくなる状態です。
2型糖尿病
一般的に糖尿病と呼ばれるもので、全糖尿病患者の9割以上を占めます。日頃の不摂生な生活習慣(エネルギーの過剰摂取、運動不足)などが原因でインスリンの分泌不足や機能低下を招きます。
二次性糖尿病
遺伝子異常や特殊な病気(内分泌疾患や膵疾患、ウイルス感染など)、あるいは薬剤・化学物質の影響などが原因で発症する糖尿病です。なお妊娠糖尿病については、完全なる糖尿病ではありませんが、妊娠時は高血糖状態に陥りやすく、糖代謝異常の状態になることを言います。化学療法・感染症により発症することがあります。
糖尿病の治療
最新のガイドラインを用いて治療を行います。
1型糖尿病の治療
インスリン注射(インスリン療法)です。これは体外からインスリンを補い、健常者の血中インスリンの変動をできるだけ忠実に再現する治療法になります。適切な補充を行うことで血糖値のコントロールが可能となります。当院でもインスリン療法を行っております。
2型糖尿病の治療
インスリンが多少出ている状態なので、まず食事療法と運動療法による生活習慣の改善を行います。食事療法では、適正な量のエネルギー摂取と栄養バランスの良い食事などに努めます。栄養療法・運動療法についても、ご希望があればこれらの管理もお気軽にご相談ください。食事・運動療法で血糖が下がらない場合は、薬物療法として、血糖降下薬の服用やインスリン注射などによる治療を行います。
二次性糖尿病
糖尿病の治療と併せて基礎疾患の治療も行います。妊娠糖尿病の場合は、2型糖尿病と同様の食事療法が必要なほか、場合によってはインスリン注射を行うこともあります。
※ほかの内分泌疾患(甲状腺・副腎疾患など)や代謝障害が隠れていないか精査を必要とすることがあります。