令和8年度の横浜市帯状疱疹ワクチン定期接種が、2026年7月1日より開始されました。
当院では、以下の2種類の帯状疱疹ワクチンに対応しています。
| ワクチン | 接種回数 | 接種方法 | 公費自己負担額 |
|---|---|---|---|
| 生ワクチン「ビケン」 | 1回 | 皮下注射 | 4,000円 |
| 組換えワクチン「シングリックス」 | 2回 | 筋肉注射 | 10,000円/回 |
シングリックスは2回接種が必要です。通常、1回目から2か月以上の間隔をあけて2回目を接種します。
対象となる方
- 65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳
- 60歳以上65歳未満で、HIVによる免疫機能に1級相当の障害がある方も対象
対象の方には、横浜市から予診票等が送付されます。
(2.の方は区の福祉保健課で予診票受け取りが必要です。詳しくは横浜市HPをご確認ください。)
接種当日は、横浜市から届いた予診票、バーコードシール、本人確認書類をご持参ください。
どちらのワクチンを選べばよいか迷う方へ
帯状疱疹ワクチンには、生ワクチン「ビケン」と、組換えワクチン「シングリックス」があります。どちらも帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の予防効果が認められていますが、接種回数、費用、効果の持続、副反応、接種できる条件が異なります。
当院では、以下のようにご案内しています。
効果を重視する方には、シングリックスをおすすめします
シングリックスは、帯状疱疹の予防効果が高く、効果の持続も長いことが特徴です。
特に、以下のような方はシングリックスをご検討ください。
・帯状疱疹をしっかり予防したい方
・帯状疱疹後神経痛をできるだけ避けたい方
・糖尿病、慢性腎臓病、慢性肺疾患、心疾患など基礎疾患がある方
・がん治療後、免疫低下が心配な方
・今後、免疫を抑える治療を受ける可能性がある方
・費用や接種回数より、予防効果を重視したい方
ただし、シングリックスは2回接種が必要で、生ワクチンよりも接種部位の痛み、発熱、だるさ、筋肉痛などの副反応が出やすい傾向があります。
費用や接種回数を重視する方には、ビケンも選択肢です
生ワクチン「ビケン」は、1回接種で完了し、公費での自己負担額も4,000円です。
以下のような方は、ビケンも選択肢になります。
・できるだけ費用を抑えたい方
・1回の接種で済ませたい方
・強い副反応が心配な方
・免疫低下がなく、生ワクチンを接種できる方
・効果はシングリックスより低くても、一定の予防効果があればよいと考える方
ただし、ビケンはシングリックスと比べると予防効果や効果の持続は控えめです。また、生ワクチンのため、病気や治療により免疫が低下している方は接種できません。
生ワクチン「ビケン」を接種できない方
以下に該当する方は、原則として生ワクチン「ビケン」は接種できません。
・免疫機能が低下している方
・免疫を抑える薬を使用している方
・抗がん剤治療中または治療直後の方
・高用量のステロイドを使用している方
・医師が生ワクチンの接種は不適切と判断した方
このような方は、シングリックスをご検討ください。
選び方の参考
迷われる場合は、以下を目安にしてください。
予防効果を重視する方:シングリックス
費用と接種回数を重視する方:ビケン
免疫低下や基礎疾患がある方:シングリックスを優先して検討
生ワクチンを接種できる健康状態で、1回接種を希望する方:ビケンも選択肢
注意事項
・公費接種の対象外の方、または実施期間外に接種を希望される方は、任意接種となり全額自己負担です。
・シングリックスは2回接種が必要です。公費期間内に2回目まで完了できるよう、早めの接種をご検討ください。
・過去に帯状疱疹ワクチンを接種したことがある方は、接種記録をご確認ください。
・発熱や急性疾患がある場合は、接種を延期することがあります。
・接種可否については、当日の診察で最終判断します。
・事前予約制です。原則キャンセル不可となりますが、予定変更については承ります。

